さあ、呼吸を始めよう。
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「人間が人間であるためには、
生活を積み重ねること、
すべてを自分に受けとめることだと思うのです。
私は忘れません。
すべてを自分の心臓の音にして、
生きてゆきたいと思うのです。」
(藤田和日郎『からくりサーカス』)
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『くまさん』 まどみちお
はるがきて めがさめて
くまさん ぼんやり かんがえた
さいているのは たんぽぽだが
ええと ぼくは だれだっけ だれだっけ
はるがきて めがさめて
くまさんは ぼんやり かわにきた
みずにうつった いいかおみて
そうだ ぼくは くまだった よかったな
ああ、本当によかったなあ、と思わされる。
ぼくはぼくであったのだ。
時々分からなくなることもあるけれど、分からなくなるぼくもぼくなのだ。
「GO」金城一紀
『僕』が、友人の正一(ジョンイル)の遺したヒューズの詩集のなかに、付箋が貼ってあるのを見つける。その付箋の貼ってあった詩が『助言』だ。
『助言』 ラングストン・ヒューズ
みんな、云っとくがな、
生きるってな、つらいし
死ぬってな、みすぼらしいよ
んだから、掴まえろよ
ちっとばかし 愛するのを
その間にな
(木島始 訳)
『僕』が、友人の正一(ジョンイル)の遺したヒューズの詩集のなかに、付箋が貼ってあるのを見つける。その付箋の貼ってあった詩が『助言』だ。
『助言』 ラングストン・ヒューズ
みんな、云っとくがな、
生きるってな、つらいし
死ぬってな、みすぼらしいよ
んだから、掴まえろよ
ちっとばかし 愛するのを
その間にな
(木島始 訳)